明けましておめでとうございます。
平成28年元旦です。
年も明け、気持ちも新たにいろいろ
なことに挑戦、取り組もうとされて
いる方も多いのではないでしょうか。
今月はお正月に相応しい禅語を紹介
します。
松樹千年翠
(しょうじゅせんねんのみどり)
お正月の床の間によく掛かる親しみ
のあるめでたい禅語です。
四季を通じ、千年を通じ不変なる松
の緑をたたえています。
私たちの日常生活でも常に変わらな
い生々とした緑のような活力を持ち
たいものです。
しかし乍ら松の緑は春には新しい芽
を吹き、古い葉は枯れ散っています。
ヒトも細胞は、日々新陳代謝を繰り
返し、生まれかわり、死にかわりし
て生命を維持しています。
常に移り変わりながら、新旧を超え
て変わらない今日の尊とい生命を知
らねばなりません。
本年は「日々新たなり」という心で
望み、常に変わらない確固たる自分
を求めていきたいと存じます。
合掌
両忘禅庵 住職